2009/10/23

西伊豆!安良里への船旅

石廊崎を越え、北上すること数時間。安良里を目指すと最初にランドマークする場所として黄金崎がある。夕陽が沈もうとする数分の間、この岬の岩肌が黄金色に輝くのだ。普段むき出しの岩肌からは想像もできないほど、感動的ともいえる輝きを披露する。

黄金崎を視認し、これにぶつかると思うほど接近していく。さぁ!安良里だ・・・・。右舷13:00の方向に山と山が海に滑り込むような窪みが現れる。
まだ安良里の港も町も見えないが、その窪みの奥が安良里港だ! 

このあたりで水深は100mオーバー、ディプスがそろそろ始動し始める深さだ。駿河湾は陸地から直ぐ、ド━━m9(*'д`*)━━ン!!深になる。手が届くかな?と思うほど近づいても 3~40mは必ず有るが、当然岩も隠れている。海図などで確認しておく。特に田子岩から田子湾入り口の防波堤までの周辺は注意が必要である。

さらに進むと左舷の山すそに道路と防波堤がみえ、右舷の山すその直ぐ先の海面にオレンジのブイが1個あるはずだ。そして正面にはかすかに安良里の灯台が姿を現し、その奥にはチラホラと家々の屋根が見えてくる。

灯台に進路をとり、これもまたぶつかると思うほど接近する。この灯台の防波堤に ”港内2ノット”と書かれた文字が見えたらONコースである。

そして左舷前方にこの弁天島を視認したら、これと灯台の間を進む!間口が狭いので出船に注意が必要で、小型漁船、ダイビング船が移動している。また、大型の砕石船(2枚下の緑の船)が進入する場面もある。この船はいったん湾内に入り、その場回頭をするので入り口近くは要注意である。

そして安良里港に入り、スターンを振り返ればこの景色が見られるはずだ。ここは外がどんなに荒れていても驚くように静かな海面で、南西~北西の風だけが多少影響する程度だ。

さあ!無事安良里に着いた。漁協は左舷前方に大きな砕氷パイプがある場所で、接舷すると係りの小父さんがお手伝いに飛び出してくる。後は指示を待つ!

落ち着いたら安良よっとを呼び出すも好し、よこ田でアジフライ定食を堪能するも好し、他には何もないが、静かで落ち着いた泊地であることは間違いない。

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