2009/12/29

湯煙がなびく西伊豆、温泉めぐり

2009年!お付き合い、ありがとう・・ネ !! 
湯婆婆ちゃまは来年も元気だ゙ゾ~!

夏の間は " そうだ!温泉に行こう "  と安良里から機走30分!仁科漁港へ出かけたものだった。ここ仁科には、歩いて10分の距離に2箇所の町営温泉と大型スーパー、焼き鳥屋など手軽に楽しめる施設があるからだ。沢田公園露天風呂 は切り立った見事な崖の上にあり、露天に浸かり景色を眺めると火照った体に海風が心地よいのだ!

お気に入りは田子漁港の近くの浮島温泉!しおさいの湯 がある。人里はなれた集落の中ほどに、それはあった。夕方立寄ると大きな湯船にたった一人、誰からもわずらわされず湯ったりと疲れを癒すことができるのだ。ここへは車で行くことが多いのだが、そのうち入り江にアンカリングしてテンダーで上陸してみようと思っている。

松崎には川沿いに沿って10分ほど歩くと、御宿しんしま が立ち寄り湯を提供してくれる。しかも湯上りには、大女将が自ら作るアイスコーヒーもいただけるのだ。施設は先先代が網本をしていた由緒ある造りで、明治13年に名工「入江長八」が手がけた漆喰こて絵が見事に…。しかも大事に、それはそれは綺麗に磨きこんであるのだ。

安良里からの帰りがけに必ず寄る温泉が、土肥の町営温泉がある。ここは土肥温泉の源があるといわれ、その一つに 楠の湯 がある。露天風呂も用意されて、ちょいと旅行気分になれる。しかも400円!ポッキリが魅力だ。湯量たっぷりの掛け流しの温泉は源泉といわれるだけあり、たいそう熱めなのだ。夏の日焼け肌には、このうえもなく危険なのだ。

これらの町営温泉は地元の方々が利用するための施設として作られており、入浴時間は13:00頃から20:00頃までが利用できる。

     伊豆の素敵は西にある!
               The west side of Izu attracts you.
観光施設から宿、温泉、行事など西伊豆を余すことなく紹介したパンフレット!少々重いが、見ごたえがあり浪漫にあふれている。
これを見た~ッ!と、西イズラちゃんのところに行けば、何かいいことがある…らしい? … 保証はできないが !! 。+゚(pωq)゚+。エーン

そしていつもの a side show!

甘、辛、酸、塩、苦にさらにもうひとつ「うまみ」を加え、様々な味覚を演出する料理旅館の見事な先付け。このときすでに純米大吟醸酒が1本空ァ~。

吾 ! 意識朦朧なれど、抱月はィ抱かん…!杯! 杯! … 返事はひとォ~つ!

概ね入館してひとっ風呂!それから夕食まで、持ち込んだお酒を呑む。お猪口は持参の大ぶりで、択びに選んだ逸品だ!
旅先で " 私をお傍に…! " と、出会ったそれは、これまでに数十個になった。旅が決まるとお猪口を厳選するのだ。それを使いたっぷりと味わう都合で、部屋食をリクエストする理由はそのためなのだ。料理が膳に並べられ、熱燗を注文!数本は宿への付き合いだ。

いよいよ酩酊と濁識の分水嶺だ…!もうすでにジワァ~ッ!と、世の中を舐めきった泥這は、ななめに揺らぎ始めている。・・・ 罪のない奴だ! いま、玉砕直前の惰性重杯の輩と笑顔の注ぎ上手!が、2本目の純米大吟醸酒に活を入れている!その結果…!当然!意識はなくなる。
銭ィ婆ちゃまは最近証拠写真とやらを密かに収集してるという・・・。なにに使うのかは " 謎だ!" ・・・・・・先は見えたな!

ぐるぐる廻る無意識の中で、それは必ず現れるのだった。心の奥深く、仕舞いこまれたそれは、泥呑のさ中にチョイと、顔を覗かせるのだ・・・
忘れもしない 2008年5月4日未明に発生した!

イヤダ♪ヾ(≧▽≦)ノイヤダ♪ あ"~凄惨!! の一語に尽きる「おどろおどろした!
くろ事件」とは…。

新春第一弾!初物語はこの事件を懺悔することにしよう…( ゚∀゚ )カッ?!

嗚呼!恐ろしや///   …( ̄´д` ̄) つづけ!

2009/12/24

どうしてモ!そうなるの?ダ…

(〟-_・)ン?チャ~ 湯婆婆ちゃ 魔~!!


先日、安良里の先輩船長が" 我が艇は乗艇旗を必ず揚げている!安良よっとには旗が無いのか " と、詰るのだった! 見あげると船尾には旭日旗が風に乗って翻っていた…… 解りました!次回から乗艇時には必ず目印を揚げます!と、誓ったのだ……。 これはまずかった!
西イズラ旗をしばらく掲揚していなかった!これには! 柱`ヽ(・´_`・。)反省

2009/12/21

突然の西風の猛威 " ビョ~ォオ~ … グゴゴ~ッ ! "


またもやキャビンで毛布に包まり、温もりの絶頂間を味わっていた。 と、
突然に " ビョ~ォオ~ … グゴゴ~ッ ! " 風斬り音が……地元の商工会のメンバーから" 小学校に通うとき、西風にぶっ飛ばされた!" などと酒盛りの酩酊の
呑み話で !!   " (*¬д¬)嘘クサァ~ィ "   と、ところが……!

2009/12/15

あのサァ!面白い話があるんだけど……


窓辺から広がる穏やかなマリーナを背景に三々五々、命知らずの面々が
パーティ会場に漫ろ集まってきた。これから始まるゾウをもひっくり返す、
飽くなき耐胃肝臨床実験の被験者になるとも知らずに…!

2009/12/11

安良よっと、未明の闇討ち…!

湯婆婆ちゃまが、返り討ちにしてくれるワッ!

秋も深まり、人情の里 安良里 周辺も騒がしくなってきた。子ずれのいのししが芋を掘っていた!とか、鹿が怒涛を組んで露天風呂に押し寄せた!とか、話題に事欠かない…。さらに、この1年まったく動こうとしない船も、ヌシが妙齢な女性を伴って現れたなどと小さな集落を或ることない事、噂が駆け巡る……

2009/12/07

- ・・ニイェタカ ! ・・ヤ・マ・ノ・ボ・レ ・-・・!

>東方艦隊 イ乍 単戈 参謀長殿
>12月12日の総攻撃作戦に鑑み、我が艇は下記の布陣にて日本標準時12月12日1300時、6名の特攻隊員を編成し波状の攻撃を敢行する。
>作戦参謀殿よろしく御手配を願う所存であります。
>なお所定の武器(どぶろく&ワイン)は手配と略奪は完了致しましたが、食料は如何致しますか?

>では返信をまつ!-‐・-・・-‐・・・ !!

あるときこんなメールが転送されてきた。冬来りなば、ナンとか・・・と、師も走る時節ともなれば ゚+。゚ アミーカ㌧ ゚。+゚d(`・Д・´d) なんとも気ぜわしい、仲間を呼ばる伝令が飛び交うのだ!

常奇の指令を解読すれば・・・・。" 仁慈不祥の宴会に泥酔覚悟の6名が、ふんだんの酒を用意して参戦するが・・・・食い物は如何に!" と、こうなる。

さて、その宴会も冬の寒さには敵わず、電信文に在るような後期高齢のお歴々には、かなり堪える。 かく云う、順次高齢待ちの一員としては、今回その対策に励んだのだ。

先般の炬燵、暖房!造ったど~! 完成記念祝賀披露をご覧アレ(´・∀・`)エ~ !!
キャビン中央にデー(〟-_・)ン?と設えた炬燵じゃ~!これで泥酔!酔い寝ッ(oゝД・)bしても、大丈夫・・・・。ここで暖をとりながらこの正月はミカンでも、お屠蘇でも、オーケーじゃぁ~!
ジュルル! こ~やって、これから呑むぞ~!って瞬間、思わず、ニヤケル~
温風暖房は間接冷却エンジンの温水バルブから IN/OUT で温水を、ヤオフクで落札したヒーターユニットに送る。12Vバッテリーから電源を配線して完成。
これは軽自動車のデンソーヒーターユニット!エンジンからの温水を通し、ブロアモータを回すだけで暖かい風が送られる。冬の航海に弾みがつくというものだ!
送風試験をしてみると思わぬ効果が現れた。湿気対策に抜群の威力を発揮するのだ。締め切った船内で鍋、お湯、そして外部との温度差で水滴がつく。これは夏でもぬれた衣類や梅雨の喚起に効果的てきめんだ!12Vフルでまわすと、とんでもない風量が船内を駆け巡る。順次モータの回転数を変更できるシステムを構築しようと考えている。日本電装の汎用ヒーターは、こちらで見れる。容は違うが、軽自動車用の方が1/6で手に入るのだ!
さて、風量はユニット横に組み込んであるブロワレジスターで調整出来るようだ。デンソーに問い合わせるとそう回答があった。引っこ抜き見てみると、なんだか2mmぐらいの細いパイプで螺旋状に巻かれたものが2個組み合わさっている。入力端子にはHi/Low/M1,M2の文字が…。
 
電気回路は最初パズルだったが徐々に・・・(´ー`)フッ~ム!なるほどと、アルツ雑じりの搾れかけた脳ミソでもなんとなく理解できる……ナルホド!ナルホド!  お勉強!電子回路記号
それって納得!! 。+゚(pωq)゚+。エーン!
さあ!順次高齢 冬季延飲の仕掛けは出来た。これで家から追い出されても、しばらくは避難できそうだ・・・・。

さて、先の電文に返信するか・・・!どんな応答があるか、楽しみだ!

" こちら方位盤!発令所へ。泥呑の試験をする。対肝胃調整したら報らせ。敵を方位 琉球直火泡盛・請福九に発見した。全砲側、泥酔つき焼酎弾を用意!装薬は全装塡 ダバダ火振 25°α とする……" 
え~っ… これじゃぁなんだかマッカラン

2009/12/04

BYC ベルリン ヨットクラブ

BYC ベルリン  ヨットクラブ

前回、ポーランドのグダニスクで知り合ったドイツ人夫妻のホームポートが、
ナニュュュュ(*`ロ´*ノ)ト!BYC (ベルリンヨットクラブ)だった
 " ベルリンに行くなら、俺のところに寄ってくれ。もし、留守だったら名前を言えば解るようにしておく! "   お言葉に甘えまして・・・・。
泊まりはドイツの名門ヨットクラブにお邪魔できることになった。。。(⌒▽⌒)アハハ!
ところがポーランドを縦断する大河!ビスラ河と(´゚∀゚`)キタ日には " さっき浚渫したばかりだから、ノープレブレム・・・・! " そのお気楽な作業員の返事で10日余り上流に向けて機走していくうちに、胃潰瘍の痛みがさらに増幅させていった。
この白い△部分が砂洲群!此処を縫うようにタックタックで、クッタクタ?
河幅は場所により50~300m 、その全面を流れているように見えるが、実際は浚渫したコースしか進めないのだ。掘った先から砂は堆積していくのだから、左右の標識を目指して手探りしながら、およそ20m ほどの狭い水路を流れに逆らい進むしかなかった。それもキールをズリズリと擦りながら・・・。そして何度か砂洲に、ズボッとはまったのだ。
青の矢印が進行方向、左岸の標識が黄色の×バッテンと赤の標識
右岸が黄色の×バッテンとひし形の標識
左右の××標識が上流側、標識が下流側として見通し、その間を進む。
そして浚渫は川幅をタックしながら2mは掘った!と、されたが、実際は図のように1m+しかなかった。
河の中央には露出した巨大な砂洲が、上流に向けて点々として連なり、そこを流れるキャメルカラーの流れの底には堆積した砂が埋まり10センチ~40センチほどの水深だった。

ところでこのヨットは仏製エタップ 26Feet リフトUP キール。Draft Mini 90 Max160 10Ps-SD 運河航行はマストを倒して航行した。
ビスラ河からNOTEC 運河を経て、国境を流れるオードラ河のドックを通過してドイツに入り、スプレー河を進む。まだ現役の大型バージで夫婦が荷を運んでいた。人工なのか自然なのか、両岸は緑に溢れのどかな風景を提供している。
何処まで行っても水深2m!教えられたとおり、数キロごとに水上にデッキを備えたテラスパブで地ビールとソーセージ&ジャーマンポテトを楽しみながら、これまでの水深の苦労を "あらよっと" 忘れ去っていく…。 
BYC はベルリン市内の手前10k ほどに位置する。河というより湖に近い水路を進むと、岸辺に沿って家々が点在してくる。昼過ぎ BYC に到着!過の人は航海中で留守だったが歓迎を受けた。舫いを固め、メンバー専用施設を開放していただき一休み・・・・。
碇泊する艇はこのペドロクルーザータイプが半数、ヨットが半数のようだ。このペドロタイプのモータークルーザーは様々なメーカーが造船している。エンジンはパーキンス90Psなど日本の高出力エンジンとは違い、最速でも 8 Knot 程度が普通だった。
運河のルールは Max 5 Knot と決められているが外洋に出るより、水路や運河で使う設定になっているのかもしれない。その代わりバウ・スターンスラスターは、狭い運河や大都市の水路では必需品となっていた。
このフィッシャー型のヨットオーナーにキャビンを見学させていただく。快適そうなつくりにすっかり魅せられて、今度乗る艇はこれにしようと勝手に決めたものだった。
しかし、しかしである。数年前のある日 YBM でくつろいでいると見慣れない艇が数隻横のバースに鎮座していた。あれ?(o゚ェ゚o)~!これって…! 
あの船 ジャン d(・ω・。)! BYC の艇はスターンの形状がダブルエンダーだったが、正真正銘のフィッシャー型クルーザー! ヤラレタッ♪ (*ノдノ)…。
それ以来、いろんな場面でYBMの流浪艇におじゃまして呑めや唄えとくつろいでいると、その良さがしみじみと感じてくるのだった。
そしてBYC!どうだろうか!背景に展開する水路は、河というより湖?とは思いませんか。夕刻になっても多くのヨットが時間を惜しんで楽しんでいる。しかもスピンネーカーまで揚げて、快走している。それにしても広い水路ではないか……
夕食時にメンバーズパブでビールを頂いていると、カウンターに陣取った年配のセーラーたちがおかしな飲み物を煽っている!
 " それって、何ですか…!"
 " Ahooこれか ビールの7UP割りじゃよ。呑んでみるかい・・・ "
果して…!
  ゲ~エ d(・ω・。)マズゥ~!! /// ワハハハ♪ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ ハ・・♪///
甘く生暖かいそれは、とても呑兵衛の飲み物では無かった。

2009/12/02

大航海!


大海原を越えて、はるか彼方の地へ・・・・。ヨット乗りが夢見る、胸躍る言葉ではないか!しかし、現実はと云うとそうはスムースにいかない。代わりに航海記を貪るように読みあさる。大西洋に跳梁する精強なUボート群と英海軍、死線を彷徨った輸送船団、など英雄たちが眼にした世界を描いた海洋小説を神保町の書店で買い求める。
そこには断固として任務を貫き、非常なまでの決断をしなければならない艦長が対峙する海と船と人が描かれている。これはずいぶん参考になる。自分の艇に置き換えて目の前の現実に対峙したり、実際の経験を積んでいくうえで対比したり、受け入れたりすることは有効だと感じる。