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2015/10/27

瀬戸内海に燃え果てざりし流れ星 汀女海!

某月某日...08:05満腹笑みの皆様に見送られて大長港を出港。何時かまた来れるであろうか?
いや、必ずもう一度来ようなぁ~!高燈籠に誓うのでごじゃりました。
朝日を浴びて順調に初崎、平羅島の橋を通過、長閑な海原をピチャピチャと水音をたてながら...いつものお約束!ぶち!シュワ~!グビリ!そして啼く...海ゃぁ~!
そんな事は途にも角にも、関前岡村島、関前小大下島を右舷に見ながらぷかりぷかりと…更には大崎上島~大三島の間を、うららかな風に連れられてまったりと通過していったのでした。
これまで幾度も心巡らした安芸灘を後に、名残を惜しみつつ幾度も振り返るのでした。やがて左舷に遠く広島の呉線に沿って、右舷には高根島、佐木島の間を尾道水道を進んでいくと…
左右の町並みが賑やかしくなり、丘の上にはお城風のホテル?がそびえ、展望台が見えてきた。今日の泊地は尾道海の駅...尾道水道には幾隻もの渡し船が行き交い、それらを縫うように目的地が迫ってくる。
12:00 尾道入港。先ずは尾道焼きで昼食、ロープウェイで高台から臨む水路は心を慰める尾道水道であった。
やがて夕日が迫り、水路が煌めき始め行き交う内航船が影を落とす。
今夜もビールが旨い!シュワ~!d(゜∀゜)b good!
翌08:30 尾道海の駅出港。戸崎瀬戸を抜け女法崎を右舷に...阿伏兔水道を5.6kntで順調に波にポカポカ...進んでいくのでごじゃります。長閑な船旅は先へ、先へと緞帳がツツツ~!っと...ヘボな役者がこうべを垂れ幕引きに拍車がかかるがごとくに、馬場崎を左舷に備後灘にへと抜けていく。
途中、走島、大飛島2漁港、小飛島漁港を見学で立ち寄る。
14:00 北木島の港を見学してひっそりとした白石島に入港し、静かで無人の浮き桟橋に係留した。
目映いくらいの星が海に写り、風のさざめきに刺激された夜光虫が煌めいて、頬杖をつきながら又しても次の航海に夢を馳せてしまうのだった。キャビンから外を臨むと、煌めく星々が頭上を覆い、又しても帰りたくない病にテラテラ( ̄^ ̄)と..焔が揺らぎ始めてしまった。

窓の外に 燃え果てざりし 流れ星 汀女

翌日 08:00 白石島出港。手島、広島を右舷に下津井手前の水島航路を逆汐で横断、下津伊瀬戸を抜け大槌島を遥か右舷に見ながら...逆汐で葛島水道に進んで行くんでありました。
目的の宇野港には12:40入港した。
最後の夜との労いを、たまの湯健康ランドで汐出しを、豪華料理で最後の晩餐...又してもビヤァァ~!(=´ー`)ノ

2015/10/20

あなたの好きだった御手洗の...♪

某月某日...安芸灘の光る風に乗って岩城島に立ち寄り、更に柔らかなうねりに身を任せてデンデンデン!ヨットはのたり!のたりと大三島と伯方島の間の急流で知られる鼻栗瀬戸に進んで行くのだった。
13:00 急流に揉まれながら連れ潮に乗り伯方島と鵜島に挟まれた幅300m余の狭い船折れの瀬戸を左舷に見て、緩やかに揺れながらポカポカと通過していくのでした。
大下島を通過する頃は、連れ潮7.9~Max9.1knt にも関わらず、揺れもせずGPSのカウントだけがスピード感を煽るのだった。
やがて遠く緩やかに連なる島々のその先に、このクルーズのメインイベントの目的地が見えてきたのだ。
これ迄幾度も心地よく歌い酔いしれ、関前の空に流れる雲に見送られた、その観音崎が右舷先方に...あの心踊る御手洗の瀬戸が間近に迫ってくる。
観音崎の直下に進むとその頂きには高燈籠が見えてきたではありませんか...観音崎から貴女を見送る~♪…。・゚・(ノ∀`)・゚・。思わず俺らは感激にうるうるするのでありました。
風待ち潮待ち、昔のざわめきとおちょろ舟の行き交う栄華を想いながら古の町並みを左舷に沿って、御手洗の水道を静々と...
14:30 大長港、ミカン舟!あなたを待って♪...なんと心地好い歌声も高らかに、御手洗の港に停泊したのでございます。
先ずは人の気配の無い御手洗海の駅にもやいを取り、早速の入港祝いを…(๑´ڡ`๑)🍺
今回はこの御手洗で松山のヨットBlue、広島からはいむるぶし艇と合流し宴会の段取りだった。Blue艇は程なく到着。先ずは御手洗散策と相成った。
裏路地をゆくと賑やかだった繁栄の町並みが其処此処に…何処の玄関には生花が活けられ古と文化の風情が、時の…そして吹抜ける風と共に流れていくのだった。
すり減った石畳の小路を曲がると繁栄を彷彿とさせる古い町並みが現われ、その昔のざわめきが見えるようで、ふと!振り返ってしまうのだ。
港に出ると大長港に雲が流れ、山々にはみかん畑が…そして御手洗瀬戸のランドマーク!あの高灯籠が待ち受けていた。
さぁて、宴会じゃ~♪ 皆の衆、覚悟はえぇか…呑みまくれ!喰いまくれ!ワイワイ 喋り明かそうなぁ~(๑´ڡ`๑)…
先ずはガンバス・アル・アフィジョ…ガーリックと鷹の爪がググッ!っと効いたバージンオイルにじんわり火を入れると、海老がプリプリ~~!
カリッと焼いたフランスパンをちぎり、ドポ~ンと浸して噛りながら叫べ ~~~ ٩(๑´0`๑)۶海ゃぁ~
次はパエリア…ニンニクがギンギン効いて、ほろりアルデンテのお米が癖になるッチャァ~
キングチェック!は、ガストーチでライブの炙り牛寿司ィィィ~
それがこれじゃ…

2015/10/19

鞆を訪ねて三千里...

某月某日...うきうき空路でぶ~んと高松経由で夕焼け小焼けで日が暮れた淡路島は都志に着いた。明日から1週間、瀬戸内海をアチコチさ迷いながら炙りの御手洗に向けて出港予定だ。
前夜祭は質素に魚介のパエリアとキャベツ、セロリ、たっぷりスープ...勿論カリッと焼いたパンを添えて!
話題は大荒れ予想の播磨灘~!何処まで行けるか早朝6時前の出港計画なのだった。
05:45時出港、辺りはまだ暗い。港を出ると南西向かい風、ズシ~ン!バシャ~ン!舳先が波間に沈み、暗く固い海面を叩く!
楽しみの航海のプロローグ...
朝焼けの淡路島に見送られて、何時かは収まるだろうの思いをよそに冷たい風はますます吹き上がりスプレーが顔を叩く...
朝飯はバナナ1本、昼は揉みくちゃのカップ麺だ!
13/30 直島、尾高~柏島通過...正面に大槌島 5.0kts(逆汐2+α )針路259°
15/20 小さいが美しい姿の讃岐富士 飯野山~象頭山(金比羅山)を左舷に瀬戸大橋が近付いてくる。今日は住民二戸の六口島に停泊が決まった。
明日の好転を予想するような夕焼けが空を焦がす!
また来たぞ!大槌島を振り返り、パチクリお目々に焼き付ける。
瀬戸大橋を臨む、朝焼け安らぐ下津井沖の六口島を出港。
目的地は汐まみれにがぶる水島灘を越えて数時間...瀬戸のおねぇちゃんと鉢合わせしつってぇ~希望に燃え、混浴に浸れるらしい弓削島に!
昨日の大荒れの瀬戸で味ません!よ~にと、デンデンデン...風待ち潮待ち♪と唄われた水安岐灘に向けて、手こね、揉みくちゃ!満潮逆汐海域へと突き進むのでごじゃりました。
09:00 白石島の東港へ体験入港...浮き桟橋で何もないがのんびり過ごすには良さそうであった。その沖の白石灯台跡は何故か理解に苦しむ、元灯台を台船がぶつけて壊したのだと言う。骨組みだけがポツンと岩場の上に残されていた。
そして一時間...瀬戸内海独特の平水海面に落ち着き揺ったりのんびりのクルージングを楽しんでいると…
やがて永年の夢であった鞆ノ浦が近づいてきた。露払いの仙酔島を回り込み静々と燧灘から鞆の水道に進んでいく。
10:30 鞆ノ浦入港
高燈籠が待ち受け、岡ノ上の大窪寺を遠望する。今回は海上からの景色だが、近々あの岡ノ上からポニョの鞆ノ浦を見たいものだ。
惜しまれつつも鞆ノ浦を去るときが来た。また来ようなぁ~鞆に...後ろ髪を引かれ穏やかな安芸灘の沖へと針路を取る!
島々を巡り、やがて細長い阿伏兎瀬戸が迫る。阿伏兎観音にこれ迄の過ちと後悔の念を伝え詣り、緩やかな瀬戸へと進入していく。
11:30 阿伏兎(あぶと)瀬戸通過~内海大橋通過、百島~横島の間を抜けて今日の目的地である弓削島に14:20入港したのだった。...(=´ー`)ノ
早速!淡路島の秘酒!純米高田屋嘉兵衛を堪能したのは云うまでもない!
そしてまた泣き叫ぶボイ( ̄▽ ̄;)/...海ゃぁ~!

2014/05/30

四海水路の渡し舟...泪の花嫁御料...

某月某日快適な五島列島クルージングを過ごしたT さんのBLUE 艇から牟礼港のBLUE WING Ⅱに乗り換えて男木島に...
その前にその男木島から夕焼けに燃え暮れなずむ水平線に浮かぶ大槌、小槌島を地上調査に向かった。

その前に讃岐に来たからにはやるべき事があるのじゃぁないかと?いくべぇ!いくべぇ!
手打ちうどんの老舗...はりやさん!
なんと開店前にも拘らず三十名ほどの行列が...最後尾に並ぶか並ばないかにオープン!ゾロゾロ...店内で再度最後尾の立ち待ち...そして待つこと二十分!天ぷら釜あげうどんがやって来た!うめえ~!うめえ~!ぴょん~!
さて、腹を満たし満足げに大平山の海に張り出した讃岐五色台の頂上から、その大槌、小槌島を望むと瀬戸内海の潮の流れがはっきりと見てとれるのでございます。
この讃岐五色台には四国八十八霊場の81番白峯寺、82番根香寺などの札所があった。まずは航海安全祈願...困ってしまう前の神頼み......チョン~!
さぁ!今夜はHさんご持参の鯛、カンパチ、マグロのにぎり寿司だ。手早くさささっ!と、やはりプロの手にかかると仕事が速い!もちろん皆さま、お腹いっぱい頂いた事は云うまでもごじゃりません。牟礼港の沖には遠くフェリーが行き交い、じんわりと岸壁に立ち夕陽が落ちるまで冷たいビールを頂いたものでした。
早朝朝焼けを魅せた高島の水路を抜けて播磨灘に浮かぶ小豆島に向けてなだらかなスロープを軽快に滑って行った。
まずは瀬戸の花嫁を探しに沖ノ島、葛島、千振島へと、お爺ぃの冷水と噂されつつ何かに取り憑かれたやうに...先ずは朝ビ~!ウキウキじゃん!
此処は小豆島の最西北端に位置する四海漁港の細い水路をその昔に沖ノ島むけて、文金島田に髪結った泪ながらの花嫁御料を乗せた小舟がギーコ!ギーコ!と渡ったと云う!
瀬戸は時雨て大波小波...♪
後ろ髪をなびかせて何とも温かな島々をデンデンデンと巡り豊島へ、これまた輪を掛けてのんびりとした時を刻む...その岸壁にそっと!舫いをとった。
瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな食とアートの島と紹介され、その開催時期には内外から観光客が集まると云う。
そして懐かしの男木島に...上陸し豊玉ひめ神社へ細く曲がりくねった路地を登りきると、はるか遠く大槌島が霞む水平線に浮かんでいた!
今回の旅を締め括る私にとって、この頂上からみるその風景夕焼けが瀬戸内海そのものに近かった。残念ながら夕日に浮かぶ...とは曇天で期待できなかったが、この親しみのある港でボイサンド売りでもして缶ビールの糧を得ながらのんびり過ごす...そんな夢を見させてくれたのだった。