2011/03/28

夢にまで見た..忍び旅...安良里..旬宴..山笑ふ!


三月の某日のことだった。幾度も夢にまで見た、安良里へ行くのだ!大げさのようだが安良里へ行くということは、それだけ私にとってはドキドキする忍び旅と同じなのだ。まあ!そんな訳で、明るすぎて忍ぶというより気分が破裂するするほど伊豆の山々は待っていてくれた。

修善寺を過ぎ山道を走るとその道すがら、たくさんの花々が咲き乱れていた。菜畑はそこかしこで黄金色に輝き風に揺れていた。道路脇の土手にしゃがみ覗き込むと、様々な春が芽吹いていた。

このような不思議な...先だけ濃い朱色の枝を朝陽に向けて目いっぱい広げた木なのだが、名前が分からない。何と云う木なのだろうか?

伊豆の山道を土肥に向けて下ると、最初の写真の海景色が飛び込んでくる。春の駿河湾!空と海と、そして真白い雪を被った富士山が眩しいぐらいに輝いていた。

そして安良里港!透き通り空が海に溶け込んだような駿河湾と防波堤の先の真っ白な灯台が対照的だ。毎回、車で136号線から安良里の郷に入ると直ぐに、この光景が目に飛び込んでくる。穏やかに凪いでいても、外海が白波たって荒れていても、なぜかホッとする瞬間なのだ。
 
右端の弁天島とこの灯台の間をルールに従い出航していく。灯台の下には撒き菱のようなテトラが折り重なるように沈んでいる。注意!注意!

今回は定期検査も...なぜか!大宴会仕様で取得し、花見 ♪ 出航...いつでもOK!その前に船底塗装をせねば!

こころ((o(´∀`)o))ワクワク! 船上へ!相変わらずの楽しい時間がやってきた!乗艇旗を揚げて、しばし日光浴と洒落てみようか。と、ブルンブルン...!オ~ィ ♪やって来ました!お友達がたくさん!様々に美味しい手料理を携えて!

一次会はおうどんの餡かけ卵とじで!などとささやかなレシピでお出迎え!お隣のQPさんご夫婦!と、潜りが得意なNさん!Nさんは携帯を水中に落として一時音信不通になっていた。直ぐうしろの列に居られるのだが!今日は姿が見えたので、強引に声をかけてお誘い...何時も強引...d(⌒ー⌒)!

そしていつもの飲み友達、O~さんもドンブラコ...と、伝馬船で来ていただいた!さぁ~!安良里...旬宴...山笑ふ!はじまりはじまり!

2011/03/22

西伊豆に行けない!...。+゚(pωq)゚+。エーン


どうも、こうも!未曾有の被害をもたらした災害は、少なからず様々な形ですべての人々に影響を与えていた。この地震の最中、ブログなど書く気にもなれず、また被災地のことを思うと心が痛んだ。さらに毎日の生活の中で当たり前のように、そしてとどまることを忘れたかのようにグラリと揺れる生活に恐れおののき憔悴していくのだった。
しかし何時までもこのままではいかん!仕事はもとより、先延ばししてきた船底塗装の作業と定期検査のスケジュールが刻々と迫ってきていた。そして今までYBMですべて処理できた時とは違い、YBMのマリンショップ児島で塗料を調達、沼津船舶検査機構での立ち会い検査の予約、上架の予約と...彼方此方に電話し、相互の調整が加わって来たのだった。
3月某日...まずはYBMへ、新調したH/Hのウィンドブレーカーを着て、塗料と部品を頂きに向かった。
実はそのとき車には燃料が半分ほどしか入ってなかった。どこかで満タンにするベェ!などと...甘かった!今思えば、あれほどTVでNewsとなっていたのだが...エ~!これってガソリンスタンド渋滞!!
YBMで調達した部品を積み込み、安良里へ行こうと国道を江ノ島方面に...どこか遠くへ行けば必ず淹れられる...甘い考えだった!すぐガツンと渋滞パンチを浴びる羽目になるとは想像だにしていなかった。

行けどもいけどもガソリンスタンドは長蛇の列!燃料残はすでに20リッターを切っている。江ノ島が見えた!富士山も綺麗いだ!当たり前だが、ガソリンスタンド以外は道路は空いている。そこで一緒に行った友人と ”昼にするべぇ” お気楽にガラガラの食堂に入り昼食と相成ったのである。
ワタチは鰺刺身定食!シラスのかき揚も旨そうだ...!
何だか長蛇のガスリン淹れに、そしてわざわざお昼を喰いにここまで来たのか!しかしとにかく...ぅぅぅ旨い!江ノ島の参道下に在所する食堂は...馬鹿にならないほど旨いのである。名物に旨いもの無し!どうもここのシラス丼、かき揚丼、そしてこの鰺の刺身!ぁぁ.甘ぁいっ!と、云ったら!

これでは安良里はムリじゃ!そんじゃぁ帰るベェ!と、葉山、佐島マリーナまで来てしまった。昔懐かしい佐島。会社の寮がここに有ったので、ちょくちょく避暑に来たことを思い出させる。

レストランでお茶でもしようか! マリーナの窓辺から、明るい日差しの中に陸沖のヨットボートに春の風が吹いている。いささか今日は強い!12mは有る!海上では兎も飛び交っている。しかしこのテーブルは穏やかで暖かい!今日はここで店じまいだ...おめぇ~さん、そんなことじゃぁ!何時までたっても安良里にはいけねえょ...。
ん!なこと云われても...どこさ行けばいいのヶ? 誰か!遊んでケレ...三崎さ行けば、誰か来てるだろうか?...んなわけないベよ。最後のご奉仕とばかりに、貝寄風が吹き縁る!
あぁぁ!誰もいない海 ♪...だれの唄?...永久江萌話 ♪ 頼りは、いま来たYBM...!


2011/03/16

あぁ~...気が乗らない!


3月11日:東日本大震災! 不測の事態であった。信州松代地震で地震にはある程度慣れていた私も、今回の長時間にわたる揺れに...今回は駄目かな!っと、覚悟を決めたものだった。
被災被害に遭われた皆様には、力を合わせて困難を乗り越えてほしいと願うばかりであります。
渋谷駅周辺も歩いて帰宅する人々で道路も一杯、バス乗り場は人人人で溢れていた。下の写真は深夜の神保町交差点!大渋滞で殆んど動いていない。バスも電車もすべてフリーズ状態であった。

私自身も家に帰れず会社に泊り込みとなりました。歩いて帰った方々も4時間近くかけて、たどり着いたと聞いています。翌日は所用で表参道に...ご覧のとおりガラガラ!やはり外出を控えているのだ。ラフォーレ原宿、明治通りの交差点付近。

実のところ予定では安良里へ整備に行くつもりであった。久々に一杯如何!などと連絡を取り合った方々にキャンセルのメール!ポカポカと暖かく、玄関先の花の手入れや、洗車したりと実にのんびりとした休日を過したのだ。

ワタチも頑張っておりますデチュヨ~!...家の中では普段休日にいないはずの私がいるので、うろうろと落ち着かない様子! チロッ! と、横目で見ようものなら...ベタベタと擦りついて来るジェネカーだった。

時折ぐらぐらと揺れる生活が始まった。計画停電も実施されて、会社にいる間は分からないのだがこの週末は停電は無かった。夕方早めに食事の支度を...その前に!軽く一杯 ♪

TVでは次々と被災報道が...今夜は何を食べようか!このボイキッチンは一杯呑みながら料理する楽しみの場なのだ。

真ん中の小さな器にのっているのは大根!2日に1回綺麗な水を交換すると10日以上若葉が楽しめる。ニンジンも追加しよう!これも緑〃した特有の葉を楽しめる。今日はおうどん!昆布ダシで美味しく...春キャベツはサッと湯掻いて、グリーン美しく!箸置きはご存知...チュッパチャプスコーラ味!

ご近所を散歩すると蜜柑がたわわに生っている。たぶん酸っぱいのだろうな...だって、誰も採ろうとしないもんなぁ~!


その後も銚子沖、信州北部、東京湾、静岡富士宮など次々と震源地が転移している。船底塗装もしなくては...どうも気が乗らない!暫らくはこんな調子なのだろうか...あぁ~!気が乗らない...

2011/03/07

またまた出没...横浜中華街! 旨いもの巡り...


某月某日のことだった!横浜パシフィコで2011年ボートショーが開催された。小春日和の穏やかな朝だった。風もなく、JR桜木町駅前で待ち合わせだったのだが、家を出るときに感じた冬の寒さでは無くなっていた。これが港でおち合い出航すると...なぜか17m!波は湧き、飛沫が飛び...。もういいワ...

例によって、早めのお昼をランドマーク 2F の Mauka Meadows で Morning Set 620円!そそくさと店構えや店内のお嬢さん方の雰囲気に圧倒された叔父さん達は、こんがりと焼けたパンなど喉も通らず...コーヒーで飲み下して、会場に乗り込んだのだった。

まずはおなじみYBMのブースへご挨拶!時間の関係だろうか、会場全体に来場者の入り込みはそんなでもなかった。といって空いてる風でもない!そこそこの賑わいといった所だろうか。YBMスタッフもテキパキと訪問者の対応をしている。すかさずお馴染スタッフの記念写真!

続いてヨットコーナーへ向かう!今回も少ない出展で寂しい限りだが、数艇のヨットが展示されていた。

俊足クルーザーではFIRSTのツインラダーが興味を引いていた。なるほど早そうだが...後姿の女性の方に興味はそそる...とのことだった。
ヨット人口の高齢化で、私も含めキャビンで操船できるデッキサルーンに皆さん興味を示していたようだ。

会場で、ばったりとYBMの仲間と幾組みも出会った。ボートなんかの話より、今夜の宴会の情報交換がメインじゃ!いかんせよ!敵は卑怯にも禁じ手を使ってきた...中華街で印ド料理だとヨ!
話が変わるのだが携帯と違ってXPERIAは一回り大きい!これまでのケースに収まらないので、汎用のケースを購入したのだったが、今度はポケットに収まらずどうしようかと思っていたところ、この力さんが黒檀で写真のスパイキーを作ってくれた。

これを腰のベルトに差根付代わりに引掛けて保持している。これならばうっかり海に落とすこともないだろう。同じく頂いた、小さい方は皮で編みこんだ飾り!携帯ストラップとして着けて楽しんでいる。
さてボートショーの会場をそそくさと撤退し、みなとみらい線で中華街に向かった。このことを伝えると、折角海おっとっとが三人もいるのだから、海路中華街へ行くべきだ!ぐらいなことをメールを送りつけてきた奴がいた。
お誘いしたのだが、来たくも仕事で来れなかった...おたまちゃんからだった。
エ~ィうるさい!すでに中華街じゃぁ! 

安くて美味しいお店は...自分の鼻と感で探すのが一番!外れても文句は言えない!などと下調べもせず、好き勝手なことを言いながらウロウロする。 なんせお店や小路が多くて、前回偶然に食べたお店さえ見つからぬ始末!そろそろ目眩がしてきた!イヤ...昨夜の酒が切れてきた!足もしびれ、喉も渇く...トイレも近い!これではただの老人性痴呆症ではないか。

ご一緒の仲間が、ここは安くて旨い!と、お勧めが ”まるた小屋” 一品料理もラーメンも旨いという。だが、そういうお店は特に...込み入っているのだ。 店内どころか、軒先でラーメンを啜るお客で溢れていた。

そこでヒョイ!っと、横丁に進み、オーハ...!うちの主人ね...とか言いながら、すれ違うどこぞの奥方様を横目に...旨いもの処を探すうちに、この新綿江に出会った。1度は通り過ぎ、お仲間と顔を見合わせ目が合った! ん~?... どぉ~! ...いいねぇ~ Gooo! 

お店は大きからず清潔そうで、中はそこそこで一番奥のテーブル席に陣取った。まずは生ビール!グビリグビリ!しながら適時お料理を...食べても食べても美味しいので注文が進む。あれも...これも...それも...!あ”~っ”紹興酒!

私には珍しい古越龍山という紹興酒は口当たりが良く、たぶん覚えているだけで4~5本ぐらいは空いたと記憶している。サッポロビールも酔い覚ましで呑んだのだが、なんとも珍しいラベルであった。お味?...全く記憶にない...お恥ずかしい!
したたかグデン!グデン!に酔い。ぶらり外に出ると、ここでも立ち喰いが誘う!ただいま巷で話題の熱々の旨味タップリの肉汁が滴る...焼小籠包!
こんがりプチプチ焼ウインナー!そしてお馴染の肉まんトリオブラザーズ!...すかさず一句! ひとり静に我思う...ここは食のディズニーランドォ..ォォォオ!

喰うか!喰われるか...もう喰えん!とか言いながら、ヨレヨレに近づいていく哀れな犠牲者なのであった!