このように順番待ちで、全部の船が降り立ってしまうまで登りの船は、船溜まりでジッと待つ。さらに待つ。延々と待つ。大きなところは信号がついており、船溜まりも専用の係留場所がある。岸辺付近に丸太を打っただけの物。幅20センチの板が数十m張ってあるもの。そこには「P」パーキングとして表示されている。
時間が止まったように、のどかな時が過ぎてゆく。平らな丘陵地帯を航行する姿は異様である。なぜなら蛇行した水面が見えず、草の上を船が走って行くのだから。数時間おきにハーバー(シャワー、トイレ)そしてサンサンと輝く日差しを浴びて、テラスパブ!!が地Beerの泡味を提供してくれる。 航行する船は様々。でかいものは豪華でシャンパンと美女付?。小まいのはそれなりに、缶ビールで時を過ごす。この時間がコミュニケーションのチャンス、話題を肴にズケズケと訪問する。
川幅は広いところで数十m。橋の下など狭いところでは数メートル。見た限りは無粋な護岸工事の痕もなく、ごく自然に溢れ、木々や花々が咲き乱れている。場所と運河に寄るが水深は1.5m~3mほどで、川岸まで充分深さがある。ここではほとんど流れはなく、風の影響を受けるぐらいで、「Max 5Knot」の規則を守れば自由である。 街を離れるとすぐに森の中。リスや鹿の天国だ。釣り人や人工の構造物<看板>などはまるでない。初夏!この時期が一番すばらしい。北に向かう我々を花々が追いかけてくる。そして追い越していった。
気に入ったロケーションがあった。旨いテラスパブ、買い物便利な街で「清楚で閑静な雰囲気」に満ち溢れていた。初夏の気候は肌寒く、散歩中の犬も息が白い。このヨットは全長 26 feet (仏製)。
ただ先に進むことだけが航海ではない。気に入ったロケーション、旨いテラスパブ、買い物便利な街や村で「ルール」に従いアンカリング(停泊)する。ステンのタグを土手に打ち一夜の安らぎと疲れを癒やす。こんな場所は夜になると星が美しい。切れ間なく星が流れ、ハッチから顔を覗かせ堪能する。
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