ほろ酔い火照った体を漁火のチラチラと燈る浜で潮風を心地よく感じ、手付かずの自然に囲まれて数多の物語が鮮やに息づき、彩跡を残しながら存在するのだ。
高浜ビーチや玉之浦、井持浦天主堂、大瀬崎灯台に続き堂崎天主堂などが心を揺すぶるのだった。
途中で見つけたちょうちん屋食堂の豪快叔母ちゃんが掴む丸ごとカンパチ!それを刺身定食に...舌づつみ!...ゆっくり流れる癒しにどっぷりと浸り、手付かずの自然とそこに育まれた優しさと古のロマンに包まれた島!あぁ~!帰りたくな~い...
爽やかな夜明けに意気揚々と08:30福江港をワンポイントリーフで出港...今回のクルージングではじめての大荒れの海象にたじたじ...激おこぷんぷん丸!;...
だが、翌日この大瀬崎の先端を、強風予想の小値賀島を目指して出港したのだったが、東シナ海を望む外洋は北西風7~8m。瞬間は12~15m! 大きなうねりに飛沫を伴う砕け波が...
真向かいの風と東シナ海の大きなうねりに叩かれ飛沫を浴びながら難所大瀬崎灯台をかわし六時間...荒川港に。入港祝いのビールがなんとも旨い!荒川温泉で潮っ気を流し、ご褒美の豪華すき焼きパーティ!
翌日は追手の微風に拍子抜け!温かくゆったりと姫島のオトナ瀬をかわして新上五島西端の串島の水路探検に...
まるで西伊豆の田子の入江にも似た静かなアンカリングポイントを探して!小島探索...そしてのんびりと15:00おもてなしの島...小値賀島入港!早速に此処に抱け...地元漁船に横抱きしたのでごじゃります。
今にも崩れそうな天候が酔い潰れたお爺ぃの頭上をテンカウントの響きを幽かに囀ずった未明に、15mの強風を従え全線が通過して行った。今回の旅は好天順風の日々に恵まれて、雨予報の一日が朝食のボイサンドを堪能してる間に冷やかだが爽快な風と共に青空が広がっていくのだった。
そうなれば、出撃だ!電動チャリ軍団はよろけながら島内に散らばっていったのだった。我々2名は島の反対側に向けて海岸線を走り入江の探索を...そしてぐるり山越えで柿が浜に向かった。
途中お昼時に小さな酒屋の看板を発見!立ち寄ると冷えたビールが...きっちりグビリ!お店にはカップヌードルが!
叔母ちゃん...お湯くれる?
あぁ~ええでぇ~!やた~!
此処でも、おもてなしじゃぁ~!ってな会話で段ボール椅子でズルズル...お兄ちゃん方、これ喰いな!
炊きたてご飯で大きなおにぎりを、ホレ!っと差し出し...
漬物も喰うか~! 喰う!喰う!
大満足、お腹一杯で柿が浜に...其処には無人の砂浜が待ち受けていた。休憩テラスデッキにはポツリ女の子が遠く、そして青く煌めく沖合いに視線を...何かを追いかけているように!何か不思議な光景だった...
そしてまた、此処でも...いつぞや訪れた信州の安曇野で道祖神をハイ!パチリ...そこでも捉えた怪しい光が...じつはこの航海中に三箇所で、それも同じように歴史を背負った似たような場面で...
此処は小値賀島笛吹郷に在所の阿弥陀寺。その脇の鯨組二代目当主・小田伝次兵衛重利が私堂として(1716)に建立した念仏万日堂。脇には渡来した唐の人々の慰霊塔が並んでいた。
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