安良よっと、未明の闇討ち…！

湯婆婆ちゃまが、返り討ちにしてくれるワッ！

秋も深まり、人情の里 安良里 周辺も騒がしくなってきた。子ずれのいのししが芋を掘っていた！とか、鹿が怒涛を組んで露天風呂に押し寄せた！とか、話題に事欠かない…。さらに、この１年まったく動こうとしない船も、ヌシが妙齢な女性を伴って現れた？ などと小さな集落を或ることない事、噂が駆け巡る……

と、あるサイトで偶然に知り合った御仁が、波勝（ハカチ）というヤマハ33のキャプテンで当に人生を謳歌している。11月の或る日曜日の未明！
早朝はニワトリがコケコッコーと嘶く時間だが、未明なのだ！ 鈍くそして海の底からおどろおどろした響きが……！
ゴ(〟-_・)ﾝ? ゴ(〟-_・)ﾝ? ゴ(〟-_・)ﾝ? ・・ と、安眠していた安良よっとの艇体に、ウネリ伝いにエンジン音が迫る・・・　オ~ｯ (´ﾟ∀ﾟ｀) ｷﾀｺﾚ~！  。

まさか、本当に来たのか…？　昨夜、沼津の多比湾で宴会している！と、言っていたが…。なにやら豪華料理で、これもNetで知り合ったヨットマンと飲み始めたはずなので、今日は来れないだろうと判断していた。こちらも地元の艇長たちと泥宴会の真っ最中！しかもマストの上空からはﾋﾞｬ━━━━(#ﾟﾛﾟ#)━━━━ｯ!!…泥酔者の酔をも冷ます、冷やかな風斬り音が……！

しかして、こちらも呑むほどに！さらに浴びるにつれて意識など風と供にスッ飛んではいたのだが……！

オハヨウ！ゴザイマ～すっ！　ﾟ｡*★お?　は? (｡･∀･)ノ よ?　う?★*｡ﾟ！

えぇ～っ……！
真っ暗なキャビンに明かりが索投する！酔ろめき、外界とを遮断していた挿し板をどけてコクピットにでると、ピカー！！サーチライトを真正面から当てられてオ～ｯ 眩ｯ！！

それは常軌を逸した三名の海賊が、安らかに呑眠中の安良よっとに襲撃を駆けてきたのだった！

それからしばらくして " 今度、安良里へ遊びにいきます… " と、波勝大王からメールが届き、ご覧のような宴会となった。わざわざ前日にご自信でお造りになった、美味しいローストビーフを手土産に、そして新潟の銘酒 " 影虎 " を必下げてご来艇なのだ！

マズは、シャンペン！ローストビーフには赤ワインじゃ♪と、積荷の中から１本選んで" テイスト！ "　満面の笑みが " 旨い！" と、語っていた…。

ジューシーなローストビーフと赤ワインの組み合わせは、ジャストフィット！煮汁を赤ワインで丁寧に煮込みバターを隠し味にした憎い位のそのソースは、もち肌のようにからまり極上なビーフの味をさらに際立たせた！時節柄の雨が通り過ぎ、YBMから遊びに来た面々も加わって銘酒影虎、どぶろく、ワイン、焼酎、ジンと痛飲・酩酊の ジャブ!(ﾒ｀皿´)=◯)｀зﾟ)ﾋﾞｼｯ !　が三年殺しの必殺技の如く効きはじめたのだった…。

朝から始まり、いつ寝たのか意味ﾌﾟｩｰ('∀')ゞの時間が流れ！いつ話題になったのか、萎縮したアルツ人にはまったくと言って良いほど記憶が定かではないのが、そこに居た全員が「ホ～ｩ！」と唸っった波勝大王の蘊蓄のひとつに……。

人工衛星の宇宙センターは、なぜ種子島なのか！

本人からの了解を得て、皆様にご披露したい！

種子島宇宙センター

1969（昭和44）年、旧宇宙開発事業団の発足とともに設立された種子島宇宙センターは、総面積約970万平方メートルにもおよぶ日本最大のロケット発射場です。鹿児島の南、種子島東南端の海岸線に面しており、世界一美しいロケット発射場と言われています。 ...

人工衛星は、地球を回る軌道と静止させる軌道があります。衛星を常に静止しているようにするためには、地球の自転方向と同じスピードで人工衛星を飛ばせば「静止衛星」となります。

静止させる目的は、気象など一定地域の観測や電波を指定方向に受送信が出来るようにするためです。日本では、宇宙開発事業団（ＮＡＳＤＡ）所有の種子島宇宙センターと、文部科学省宇宙科学研究所（ＩＳＡＳ）所有の鹿児島宇宙空間観測所（鹿児島県内之浦町）の二カ所です。天体観測を行う科学衛星や放送衛星を載せたロケットは、九州の南端から発射されることになります。

◆ロケット打上基地はなぜ種子島か？
＊地球の自転の力を最大限生かせる赤道上空がベスト。
＊ロケットが運ぶ人工衛星をうまく軌道に乗せるためには、秒速7.9キロが必要で障害物なく気候安定の条件を備えていること。
＊ロケットを打ち上げる時に、西から東へ自転している地球の速度を利用して、少しでも勢いをつける。
＊自転の速度は、赤道に近い場所ほど速くなるので、赤道に近い射場から自転方向と同じ東向きに飛ばした方が、エネルギーを節約できる。
＊発射場を持つ国のほとんどが、この原理を利用して東方に打ち上げる。

◆種子島のメリット
＊他の場所でも打ち上げは可能だが、よりコストが安く高機能で重い衛星を運べる。
＊万一事故が起きても被害が出ないよう人口が少なく、障害物のない広く平らな土地がある。
＊航路など交通の便が少なく、気候が安定している。
＊また漁業が盛んな港が近い場所は、発射時の音や震動で魚が逃げてしまうので対象外。
＊日本で最も赤道に近いのは沖縄だが、当時は米国からまだ返還されてなかった。

出典：種子島宇宙センター