な//なんと、それとは!これまでの安良よっと人生に、まったく有るのか?
無いのだ!常識を覆すものだったのだ!
ここ安良里港は自然の山々に守られた良港で別名、巾着港ともいわれている。北北西の一部が僅か海に広がり、東・南・そして南西と押し迫った山々が暴風から守る塞として、伊豆半島のほぼ真ん中に位置するのだ。
確かに厳冬期には上空をよどみなく偏西風が通過し、その影響と冬型の気圧の流れが通学する子供をも吹き飛ばす西風が吹きまくる。 (西イズラの回想:何度も飛ばされて、頭がボコボコに…!)しかし安良里港には全くと言ってよいほど、ウネリも砕ける波も無いのだ。
だがしかし長く停泊していると回り込んだ暴風が山々を伝い、風向とは反対側からヨットを圧してくるときも或る。頭上からは風斬り音が空気を切り裂き、そしてキャビンで温もる私を脅すような時もある。だが、しかしそれによる不安をこれまで感じたことはまったくと云っていいほど無かったのだ。
それは!これじゃァ...
が発表されたのじゃ!陸電・水道・温泉そしてセンターハウスとオーナーズルーム…伝馬船無しで、併設された駐車場から徒歩でヨットまで行けると云うことなのだ。計画完成予想図を見ると、DIY用の整備スペースも完備している。
写真提供:西イズラちゃん!
春には、鶯の鳴声に促されて船底整備!夏には海風に乗って、碧く澄み切った海域をクルーズ!そして秋には、大振りで新鮮な秋刀魚の大漁プレゼント!さらに厳冬期には、冬には冬の…などと負け惜しみを云わないで、キャビン鍋の季節がやって来る!ウサギが跳ぶ厳しい外海の海象と比べ、なんと!鏡のような湾内なのだ。水深14、5mの海底もデッキから、そして泳いでいる魚も見てとれる透明度は、1年を通して清々しさを与えてくれる。さぁ!安良里マリーナの桟橋の完成はいつになるのか…!
清水のサムシングさん が、ポツリと " それって、1991年の晴海ボートショウで安良里マリーナの紹介用ポスターだょ! " ギョ(。・´_`・。)エ-!! 晴海って、あの晴海?東京ホテル浦島があったとこ…!
それからしばらく、ポッカリと空いたボクのハートにアストラル界が…そこには
" ヘラクレスの選択 " が、渦巻いていた。でもさ~ぁ!便利さが良いか!海が綺麗か!どっちかにしろぃ!って云われても、呑んじゃうよね!判っていても…グビ~ッてね…。目の前に美味しそうな呑み物が、あるんだもの…!
誰?YBMに戻って来いって...バースも押さえてあるからね!...仲間もたくさん居るし…。悪魔の囁きを耳もとで(´・д・`)ボソット♪呟くのは…止めて!