2011/10/24

瀬戸内海...男木島~塩飽本島!


某月某日...瀬戸内海高松市の男木島の夜明けは美しかった。この男木島の沖合いでは夜な夜なフェリーや内航船の航海灯が赤く、緑に尾を引いて瞬き、そして漆黒の闇に解け込んで行く。

安良里の小路と同じで、入り組み迷路のような路地を抜けて、瀬戸内海が一望できる高台に登る。なんと此処は豊玉姫神社

安良里と違うところは路地がほとんどすべて石造りの階段で、家々への細いアプローチがかろうじて整地されている。どこに行くにしても、家々の壁に手が届きそうなこの細い石段の路地を歩いていくのだ。
さぁ!出航だ。きのう夕焼けの彼方に小さく見えた大槌島の直ぐ横を進む。

左先に小さく見えるのが、小槌島で古今は無人島であるとのことだった。その先に見えるのがし四国高松の北峰や王越山!

うねりも波もない、穏やかな瀬戸内海のクルーズ!しかしこの附近は航路が交差して追いすがる大型船や対向船に注意しながらのクルーズでもある。
本日の目的の一つがこの先に見えてきた。それは香川県の坂出と岡山県の倉敷を繋ぐ瀬戸大橋なのだ。この橋は与島、岩黒島、櫃石島、それぞれを繋ぎ陸路の要となっていた。
そして此処は...備讃瀬戸! ド・真ん中ァ~!  ..\(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

※ 備讃瀬戸は,東側が播磨灘,西側が備後灘に通じる東西に長い瀬戸内海で備讃瀬戸東部では1 日平均850 隻通航し,備讃瀬戸西部でも1 日平均650 隻通航しており,船舶がふくそうする海域である。(出展:国土交通省)
与島には立派なハイウェイオアシス フィッシャーマンズワープ瀬戸大橋 がある。なんと車でドライブして来て食事や釣り!クルージング船が停泊できるマリーナまで付いているのだ。正面の建物がフィッシャーマンズワープ!
表敬訪問とマリーナの港内をぐるりと1周!手前の防波堤は釣りができるように整備され、人々で賑わっていた。しかしなぜか今年いっぱいで閉館されると聞いた。

その与島の橋脚下...2011年10月8日の昼前後の潮は1.2~1.4Knot の東流である。細い水路は川のように波打ちゆらぎ、あらゆるものを翻弄し追いやっている。

そしてその先に見えたものは!

やはり激流を彷彿する潮の流れであった。それにしてもこんな小さな岩に釣姿一人!

そして次の目的の島...塩飽(しわく)本島の笠島!いたるところに塩飽本島水軍の守り神!道祖神が祀られ、古く江戸の名残をとどめる町並みが保存されている笠島!

笠島港のこの日10/8 の満潮時で250センチほど。ちなみに大潮時には岡山県の水島港あたりで 366センチ(10/28 12:14) 与島で 339センチ(10/28 12:04) ...想像以上に満潮干潮の差が激しい!浮き桟橋が非常に有難いのだ。

笠島の町並み保存地区で唯一のお宿!1日1組限定、お昼は要予約のやかた船!美味しくきれいに盛り付けたお昼コースが1050円...!何が旨かったって...地物の蛸飯ごはん!これだけでもう一度...行きたくなる!

築140年の古民家の自宅を改装した料亭のような民宿...しばしこころを解きなすがまま、ゆったりと自分だけの時間を満喫することが出来る。

お問い合わせ:塩飽本島観光案内 TEL:0877-27-3077 民宿 やかた船

島内には静かに、そして路地の奥深くから海岸通へ...穏やかな備讃瀬戸のそよ風が通り過ぎていった。


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