2010/03/19

古の情緒が溢れる港町 下田港

ここのところ年に数度、友人達と下田で宴会を…。時には、安良里から巡航
5時間/5Knot のクルーズをしながら、また友人達と下田駅で待ち合わせて
合流の2パターンがある。当然往きは一人旅!なのだが、待ち人との出会いが先を急がせる。
海象にもよるが南西向い風が一番きつい!石廊崎を回り込むと、ほぼ追っ手になる。風だけではなく、むしろ寄せる波とウネリが合成させるので、舵が曳きにくく神経も疲れるのだ。
石廊崎の先端からある程度岸よりに進み、下田の灯台(伊豆下田港の玄関口にある灯台)を目指す。このコースでサク根をかわす事ができる。サク根を右舷遠方に視認できたら、下田港口に針路を変える。ほぼ一直線のコースなので気分的に落ち着くコース取りだ。
画像のイエローラインとホワイトラインが、下田の灯台を捉えた程よいコース。サク根が右舷前方に見えたら、下田港に向けて進むと良い。

ここ石廊崎にはかなりの潮の流れが発生する。以前、神子元島を左舷に、平根を右舷で石廊崎に向かうコースを取ったことがある。逆潮により5.5Knot が3Knot 以下になってしまった。最初は平根に押し流されはじめ、3500rpm に回転を上げてようやく石廊崎に進むことが出来た。
それ以来、今回の陸地寄りコースを取るようにしている。
下田港に近づくと、正面左右から防波堤が延びてくる。遠くから防波堤の手前に黄色のブイが…。この防波堤は2箇所の口が開いているので、出船に注意して入港する。
これまでは石廊崎からの進入は左の口から、爪木崎経由のときは右の口からのコースで入港した。なお、爪木廻りのときは、その先にある須崎恵比寿指向燈沖の岩礁・洗岩に注意する必要がある。出来るだけ大回りして、余裕を持ったコースを引くことが事故を防ぐ…。
さて、防波堤内に入りしばらく進むと、右舷に赤灯台の防波堤が見える。写真は犬走り堤防の付け根から!画面左が赤灯台。
さらに進むとその先に犬走島が前方に迫って来るはずだ。ここまでの間にデッキ周辺を整理しておく。左舷に犬走島を見て、大きく左に廻りこむと前方に河口が見え、左舷側陸地に下田海上保安部の白い警備艇が幾隻か舫われている。
もう目の前には、下田の町並みが見える。河口の真ん中辺りをそろそろと進む!と、左舷前方に下田ボートサービスの浮き桟橋(サンバード桟橋)が見えるはずだ。
入港前に必ず下田ボートサービスに連絡を:(0558-22-5511)
一泊4000円で浮き桟橋・陸電・水が利用できる。この河口先にも無料で停泊できるところもある。しばらく前、漁船、ボート、ヨットが無秩序状態で舫われていたが、整理されたようだ。何艇か抱き合わせのヨット群(¬_,¬)bの先端に抱いてもらうことができる。ただし、トイレ、水、燃料は牛若丸のように身軽に飛び跳ねて渡るしかない。
先客のヨット、クルーザーもいるので横抱きでとめることになるが、ここのルールは右舷付けである。いったん上流まで進み180°向きを変えて舫うことになる。河口なので僅かながら流れがあるので、桟橋に着停2mほど前から
ア・スターンによるブレーキコントロールが要求される。直前でいったん停船し、河の流れに身をませる…! 桟橋は艇の河口側になるので、自然に流されピタリ!と、着艇するはずだ。
いつぞやは、入港・出航時に大型艇がこれに苦しみ、停泊中の艇のアンテナパイプを擦りあげたり、出航はア・スターンで!と、親切にアドバイスしたにもかかわらず強引に ゴ・ア・ヘッド! 上流からの流れとペラの勢いで、またまた擦りつけられたことがある。操船思考に水流の勢いが全く入ってないからで、停泊予定の方はご注意あれ !!
風呂は下田ボートサンバード桟橋から2分に下田温泉昭和湯、燃料は停泊料徴収時にスタッフにお願いすると即!配達にくる。トイレは上陸して左15mの公園に、整備され綺麗に掃除が行き届いた公衆トイレがある。
この公園の坂道を登り、桜の季節や紫陽花の季節には、みごとな光景を目の当りにできるはずだ。犬走り堤防では、幾度か釣りをしたが全くの素人の私でさえ面白いように釣れる・・・。地元の釣り師からは、見向きもされない小魚だが!
朝食では下田駅の正面にマクドナルドが朝6時から開店!他には庄田鉄工所の手前の小路を左に曲がるとスナックがある。事前に朝食のお願いをしておけば、温かな和定食に有りつける。

さて、波勝大王からの情報です!
下田港左手前に鍋田湾という入り江があり、そこは湾内で桜を愛でる事が出来ます。波静かなときに船を浮かべて花見酒等を楽しめたら、最高でしょう。

ペリーロードの川端を上っていくと、右側に蕎麦の実の芯だけ使った更科蕎麦を食べさせてくれる蕎麦屋も良いですよ。

波風穏やかなときを狙って、アンカリングしてみるのも楽しいかもしれない!【+マークから岸まで、およそ≒50m。湾の手前の岩と岸まで≒160m】

参考:鍋田浜(浦)…戦時中は潜航輸送艇ゆ基地が置かれていたそうだ。上空から見ると人工的な四角い建造物のようなものが、それかもしれない。

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

安良よっとさんの「旅行ガイド」とても助かります。僕の初めての一泊旅行は下田に決めました。暖かくなったら行ってこよう。サク根の内側、これがキモですね。

先日は焼肉をどうもご馳走になりました。楽しかったです。

西いずラ さんのコメント...

湯ばばあちゃま 土曜は皆の衆は御無事に
安良ヤットにご帰還されたのじゃろうか?
め組はいかがでしたか?メタボ委員会の
御用達なのでジャンク系がお薦めじゃったのに
サッパリ系が多くてザンネンじゃったなぁ。
こないだのアテは 新製品☆鯖のなまり☆
おまけの大根やらオニオンやら忘れた?
一番うみゃーのは 丸かじりかもしれん!
また 襲撃いたすぞ!ヤバいやつに教えたから
今度はdaipapa tata38が単独で襲撃あり
☆波勝ちヤット☆も やばいかもなー?
なんせ daipapaのホームだからなー宇久須。

波勝大王 さんのコメント...

これから花見の季節 海から行ったら下田港に入る手前に 左側に鍋田湾という入り江があり そこは湾内で桜を愛でる事が出来ます 波静かなときに 船を浮かべて 花見酒等を楽しめたら 最高でしょう
ペリーロードの川端を上っていくと 右側に蕎麦の実の芯だけ使った 更科蕎麦を食べさせてくれる 蕎麦屋も良いですよ 

Unknown さんのコメント...

波勝大王さん、先日はどうも。鍋田湾(大浦湾)、持ち帰っていた古い海図(第96号)で見てみると石ころだらけで怖そうなところですね〜。新兵器「前方ソナー」が早々と役に立ちそう!