知ってか知らずか!は、問題じゃぁなかった。船底のキールをリフトUP し90センチにして10㎝の保険を掛けた!その保険も使い果たす運河だった。呑気に Malbok の城を観光し、旨い地ビールに嬉々としていた時間は過ぎた。
8/16・8/18 On The Sand!流れる水量が減り、至る所で80センチに短縮したキールでも立ち往生してしまった。村人に頼み引き舟を探し、川下側へヨットを横倒しにして引きずり落とし、難を逃れたことも2度ほど有った。バウとスターンにロープを取り、バウを心持ち川下へ向ける。その斜めのスタイルで引くとズルズルと、ばかりに移動する。乗員は傾斜したデッキにしがみつき、右往左往...シメタ!このまま出られなきゃ!陸路でス~ィスイ!難儀な旅もお仕舞いじゃ~ぁ!なんて真剣に思ったものだ。だが不思議とヨットは窮地を脱するのだった。
ロックの水量が足りずゲートにも入れないときは、その場で半日近く待って水量が溜まるのを待った。その逆も!
ロックキーパーが言うには、今ゲートを開けたら底が閊えるぞ!次のゲートを閉めさせて水深を揚げさせるから マァ! ...1日ここで待て...!
どう云う事かといえば、数キロ下流のゲートを閉める。徐々に水がここまで溜まって来ると水深が確保できると、云う算段だ。 ・・・ハァ...どうせ時間など、はき棄てるほど有るのだから...
徐々に狭くなる川幅に水草がペラに絡みつく。ゲートの中にも満杯の邪魔者は、到るところでビールを求める巡礼者を泣かせたものだった。ヨットはマストを横たえて上の邪魔者には対応しているが、水中のたかが水草!これにはずいぶん泣かされたのだ。
さらにおよそ2.5ノット近い流れが急な場所だった。写真のように岸辺の雑木の枝に舫を取るしかない。途中、どんなにしても村や町がなかったのだ。まる1日川下りが続き、夜が迫り仕方無しに、こんな場所で停泊したのだった。不思議なことに、安らかに寝れるのだ。人間いろいろ経験すると、慣れるらしい。ただ、この茂みがいきなりガサガサし、不意に人影が見えたりすると、さすがにヒィー(>ω<ノ)ノ怖い!何処から来たのか、大体は食用に釣りをする村人であった。
ノテチ運河の中間地点に GORZOW WLKP の街に停泊したときは、写真の階段状のスペースしか留めるところが無かった。しかも目の前の広場では数十軒のテントの下で様々なお店が商売をしていた。実はここでベルトを買ったのだが...見た瞬間 10Zt-300円!ヤャ!メチャ安い! しかも Lee とベルトに刻印がある。┬´ω`*)。oO(ヤッタ♪) てなもんで喜んだのだが...1ヵ月後ベルリンでジーンズを買いベルトをし鏡を見ると何か変である。よくよく刻印を眺めると、そこには...L66 と印してあるではないか!Leeでは無く L66! e がひっくり返っていたのだ。中国製...
ちなみにジーンズなどの丈はフィンランドとポーランドは日本人サイズが揃う!そのほかは殆ど、松の廊下...今では珍しくない980円ジィ~('ェ')ンズ、このときも26Zt 1080円...店の主人が一回り太いのにしておけ!...よ、余計なお世話だ!...で、もって帰国して半年で履けなくなった。
およそ2週間、その先にはドイツとの国境を流れるバルタ川(Warta)に隣接するポーランド最終の都市コストシンが見えてきた。
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