2016/08/02

梅雨明けの新島~三宅島クルーズ

某月某日…真夏ですから~海で泳ぐのは当たり前!安良里では、深緑に被われた山々からオゾンを含む涼しい風が揺らめきながら水面を撫で小波となり、やがてデッキをサワサワと吹き抜けていく。
そんなある日の事だった、皆の衆…お集まり下され!と、御触れメールで安良里に集合したのだった。その酔った~まん、メタボ八人衆が前夜祭を二度繰り返し翌08:00時、歓喜の朝ビ~を済ませて新島~三宅島クルーズに出航したのだった。
が、しかし…初日の前夜祭で酔った挙句、スマホを全身で海に水没させ…全く音信不通に成り下がってしまった、情けないボイでごじゃりました。あれま~(*゚∀゚)…
写真も写せず仕方なく、只々悶々とヨットの運行に励むしか鯵ませんのでした。(_ _;)‥
出航前からメタボ腹に、あれほどアルコールを満充填したにも係わらず、浪の随をさ迷う程に更にこれでもか!とばかりに泡立つ燃料を注ぎ込む面々なので有ります。
揺れるキャビンで命懸けの湯を沸かしカップヌードルでお腹を満たしながらもアホな話題に大笑いし、有難くも穏やかに静まり返った伊豆諸島の潮を乗り越えていくのでした。(^ー^; )。。
お馴染みの新島では真夏日の焼け付くような日射しに、好評のパルテノン神殿の露天温泉に…
夜は各艇持ち合いで、道中に釣り上げたお魚の煮付けや本格的な海鮮パエリア、梅蘭風焼そばなどの豪華料理に舌鼓…呑めや唄えの大宴会となりました。
翌朝は朝ビ~が進み、好い酔いしながら三宅島を目指したのでございます。幸運にも静かな潮に恵まれていたのでしたが、あの脳裏に焼き付いていた迷路のように溶岩を削った荒浪砕ける導入路の三宅島阿古港が迫ると鼓動ドキドキ…だがしかし、落ち着かずもしずしずと無事に着岸したのでありました。
日が落ちる頃を見計らってふるさとの湯に浸かり、水平線に浮かぶ神津島に沈む夕陽を延々と眺めながら、今度はメランコリーに酔うのでございます。(´;ω;`)ウッ.。.:*
帰路は妻良港で風呂上がりのちべたいビールで各々がたは肝機能不全に活を入れつつ、始まった大宴会では大振りな鯛のお作りとキンメの姿煮の争奪に、箸をバチバチ海ゃ~味が党ぉぉぉ~!
あいにくの梅雨明け最後の小雨も朝には上がり、海上を覆う霧雨の中を安良里に向かってデンデンデン(#^^)/~~~(^.^)/
尚、これらの写真はご一緒した皆様が写したもので、拝借しておりますことを…ご理解ください。ボイ(ーー;)。。

2016/07/31

つくは溜め息ばかりです..(_ _;)‥

某月某日…其の衝動は不意にやって来る。普段、海遊びは隔週と決めてはいるのだが…先ずは天候次第、そしてフツフツと湧きあがる!のっけの衝動で…其処は不次不変!
^_^; ^あぁ~安良里に…行かなきゃ!
で、安良里に出掛けて来たのだが、今回は持ち帰ったティラーエクステンションバーとドジャーアルミ枠の修理を終え、いささかお爺の焦れって苛々…早い話が、とにかく直ぐにでも取り付けたいのでごじゃりました。。(^ー^; )
さぁて~無事取り付け済んでチョイと松崎まで試走だ。凍りの塊も欲しい。呑み屋を酔い宵いっと梯子もしたいし、熱湯隠れ温泉で汗も流したい。あれもこれもやりたい放題のお爺ぃの傲慢クルーズだったのだが…
松崎に到着してみると護岸工事と浚渫で巨大なクレーン船が、アッチへ行け!と、ばかりに居座っていたのでございます。仕方ないので塊凍りを頂いてトンボで安良里に…セールを(´∀`∩)↑age↑上げて快調に駿河湾をピチャピチャ滑って行ったのだが!
な、何と!安良里の灯台前でメインセールがバタついてマストの内部で絡み詰まってしまったのでございます。
あちゃぁ~~今日は厄日だ!そんだば、仕方ないから諦めて呑もう!(=´ー`)∀。。ビィヤァァァ~~
独りではマストに登れんし、その内に誰か来るだろう。
で…数時間後!ドンさんにウインチロープを曳いて頂き、10mのマストによじ登り、メインファーラーの溝に詰まって拗れたメインセールを何とか無事に開放する事が出来たのでした。
その夜は二人、鯵フライで強か呑んで早めの就寝と相成ったのではございますが、いまだ九時過ぎまだ寝れん…そよ吹く南西の風が尾根から吹き下ろし、肌寒いデッキで膝っ小僧抱えて暫く微睡むのでございました。
メールでは関東は42度の熱帯夜だそうで…夢見心地のごとく安良里の夜は雲間から覗く星座を従えて、渋々と更けていくのでごじゃりました。( # ^.^ # )

2016/07/06

夕陽に凪る西伊豆…

某月某日…何だか世間をイライラ騒がす " 別の号外!" が、バラ撒かれている。どこぞの都知事が、なんたらかんたら…暗い気分にさせていた。
そんなある日…イチロー快挙4257安打!の号外が、やたぁ~~世の中スッキリ…気分が乗ってきた。
そうだ!こんな時、家でチマチマしてられん。
てな事で定番のブーブー飛ばし、土肥温泉で汗を流し、アレやこれやちべたい麦酒など買い出し済まして安良里へ。
燃料を満タン!セールはOK!
居酒屋へ!チャウチャウ…いざ!出港だ。デン デン デン…
心地よい南西の風がセールを張らませ、久々波を切り上がる。田子岩をタックで交し、なぁ~~んも無い、只々水平線に向かって沖へ。
此処はやはりプシュ~!
今日は気分が良い!えぇぃ、も一本!プシュ~~(≧∇≦)b。。
二度、三度タックを打ち、下り気味に滑りながら仁科赤灯台へバウを向ける。仁科港では西いずラちゃんが一貫目の塊凍りを抱えて待っていた。ლ(´ڡ`ლ)…
炎天の岸壁で一頻り談笑し、いざ帰路に。
えぇ~こんだけでおしまい?(✽ ゚д゚ ✽)。。

イヤハヤ、今日の立派なクルーズの目的は…
ビールを冷やす為だけに、プロの氷屋の塊凍りを買い出しに来た贅沢三昧セーリングだったのだ。(^ー^; )。。
往復四時間余り、時間は余るほどある。海原は順風且つ快適、田子を過ぎると海風はやや後ろに回り込む。
フッ!と、振り向けば安良里入港直前から、真っ赤に燃えながら夕焼け雲が追い掛けてきた 。。(=´ー`)ノ

2016/06/22

ふっ!と、思い付いて…

某月某日…何を血迷ったのか、東伊豆は湯河原に釣りに出かけた。俺いらは全く釣り知識は無いのだが、竿、餌、コマセなどを用意してくれている。いわゆる殿様釣り…小エビの餌だけ付けて投げ入れるだけ。
真鶴漁港の釣具屋の親父は " 釣れんよ! " の、一言!にも関わらず、我先にと釣り師達はいそいそと仕掛けを。その熱の入れ用は、俺いらの缶ビのプルタブをぷちって…そんなイメージかな?
岸壁には家族連れがぎっしりと竿を垂れている。隙間を見つけてポトリ…缶ビをぐびり!
と、ピクピク…あの血圧計の値が180位に上がった感じ…
ドキドキは、綺麗なお姉ちゃんとすれ違った感じ?
ヒクヒクは、ホルモン焼いてる時の煙の焦げ加減…
ちびちょろ…は、年々出難くなる!もう、えぇ~( ̄ロ ̄)。。
暫し、黄昏て沖を眺め、横の小父さんのバケツを除き込み、ほぅ!などと感心していると、先ほどのピクピクが来たのだった。
てぃ~!秘技ごぼう抜きぃ~
で、数時間
釣果はこれじゃ…
エッ!このこじんまりとした、お造りは何ィ…って?
10センチ程のちびちび鯖を…悔しいから三枚に卸して姿造りになぁ~~ボイ
そして、其れは遂にやって来た。いつ来るか!となぁ~~
だけんども…随分待ったもんだ。
どうしたん?やけに今日は引っ張るんでないかい?
ハハァ~!おめっちゃ~~ 頭ん中!真っ白だから…枕言葉探しかいな…( ̄ー ̄)ニヤリ!
丁度、永遠の〇(ゼロ)を読み終えたのだ…
薄明るくなった東の空に向かって、最後の飛行!その地が鹿屋。風防越しに見下ろすと鹿児島湾が朝日にキラキラ輝いていたと云う…。
その九州方面から一斉に梅雨入りし、西から雨の季節が到来して来た。(=´ー`)ノ。。
その梅雨の気配を感じて、その前に!プカリしに行って来ようと早朝から車を飛ばした。今日は土肥の温泉は無しだ!
昼前にエンジンを掛けて出港の準備…その前にグビリ!プファ~ ちべたい~(*^▽^*)!
13:00時出港!静かな安良里港から白灯台を交し沖へ、向かい風5~6m、僅かにうねり。エンジン快調5knot/2000rpm 
田子を過ぎ、ゴリラ岩を振り向くと見事な程に富士山が美しい。
松崎は数艇の先客が居たが最手前に船固めを…独り入港祝いをしていると西いずラちゃんが一貫目の塊凍りを配達してくれた。最近の松崎には寿司屋、鰻屋、蕎麦屋など、幾つもの美味しいちょい呑みのお店が出来ているのだ。
先ずは夜呑みのお約束をして、いつもの隠れ熱湯温泉で一汗流し、素敵な女将のさくらへ。
ボブさんも合流で三軒ハシゴの…胃っ'ぅ 松崎 Night !が、狂おしくも宵い酔いと過ぎて行ったのでごじゃります。


2016/05/17

瀬戸内海ー松山ヨット軍団の安良里来訪…

某月某日…ポカポカ陽気の安良里に居る。土肥温泉の湯上がりにビールが旨い!
安良里のお友達と四時から呑み!の約束の後デッキでスマホをぷちってWebコミュニティサイトを覗く。
幾つかの写真にコメント & 拍手をいただきニヤけていると…
ヤヤッ!何じゃこれは?
松山のお友達から… 
>>" 今、Googleで安良里を検索しているよ! "
>>上空から見えてるでぇ~ (◎_◎)…
えぇ~~( ゜ ρ ゜ )/…思わず空を見上げたってもんだ。
ヤバイ!缶ビ片手に、こんな事しちゃおれん!
どうしよ、どうしよ!
指はエンジン始動スイッチを押していた…ドッ ドッ ドッ ドッ!久々の出港作業、あれま…こりゃ~って…感じ。
デッドスローで真っ平らな駿河湾に、対岸の焼津も霞んで見える。黄金崎沖にいつもなら見えてくる富士山は…見えない!
小一時間、田子島をかすめ海原を一回り。やっぱり海はえぇなぁ~!(*^。^*).。.:♪
ひとっ走りして漁協の岸壁で燃料、水を補給していると…どうしたん?ボイちゃん…余り変な事するとノアの箱舟!天変地異--人災の天災が起きるから止めてね!。゚(゚´Д`゚)゚。‥
そこまで、言うか~~
そんな、とある日の事だった。好天の南伊豆の妻良港にその釣り師が現れた。兎にも角にも釣りが好きなようである。が、釣りを全くしない俺いらにも何だか可笑しいな?って感じさせるのだ。
今回は二艇のヨットで西伊豆にやって来たのだが、それはボイちゃんが真面目にセールで帆走してるのかどうか瀬戸内海は松山から確かめに来たのだった。(´ . .̫ . `)。。暇なことに…
そして総勢、西伊豆軍団も含め11名が南伊豆の妻良港に集合したのだった。
はるばる松山からヨットに同乗してやって来た、N籐さんというその御仁は隙あれば竿を指す。
その彼の元同僚のM杉さんも…隙あらば手当り次第に女性に声を掛ける。同僚相憐れむ?(=´ー`;)^。。って言うか、いわゆる…病気!と、云う事なので有ろうか?
そのN籐氏の垂らす竿の先には疑似餌のサビキ仕掛け、更にその先にはルアーがブラブラ…天下の宝刀であるその竿を振り回す!手当り次第に…コマセもなければ餌も付けずに\(´-﹏-`;)…

ガハハハ…この話は長いぞ~!
その時、フト…N籐氏が見たものは。対岸で入れ喰いの地元の釣り師が居ったのじゃった。キラリ!眼を光らせ空かさず忍びの如くジリジリと…にじり寄り、いきなりその釣師の投げるコマセの脇に竿を指す!ので鯵ました。
イヤハヤ…
一匹の小魚が…可哀想にも引っかかり、意気揚々と摘んで来るえびす顔で屈託のないその小学生のような笑みには、思わず和んでしまうので鯵ました。
いつもの隠れ宿では、尾頭付きの巨大キンメが二皿、煮魚なんぞ山程の大宴会…ポンポンビールに始まり、大王持参の菊水生酒、ワインに焼酎ヘロヘロ三昧…翌、朝ビーは起き抜けの六時から…延々と数日間。妻良、松崎、仁科、安良里…伊豆の熱ちちな温泉と、ととや喰い放題の寿司三昧…そして締めの鯵フライまで続いたので鯵ました。

2016/05/02

萌え凪る入江に…

某月某日...テレビのニュースはGWの下りの高速道路が見事に渋滞している。遡ること数日前の事だった。" そうだ、安良里に船底塗装のお手伝いに行こう! " ってわけで出掛けたのでありました。
やはり此処は、お決まりの土肥の隠れ温泉でタップリと一汗流さなくては!(*´ー`*)...やはり...とぉ~てもアチチ!..な湯船にしずしず首根っこまで~(=´ー`)…何故だか今日のはヤケに熱い、って…ヤッパ!脳裏に浮かぶは冷べたいビール..*:・'°☆
安良里の入江は静まり返って鏡のようだ。ここ数日の気温上昇で水ぬるみ、異常な夜光虫が大量発生している。まもなく夕暮れ時だ。いそいそと夕日が沈んでいくのを、早う、早うせい!と促すのだ。
ん~だから喉も嘶く!グビィィィ~!って(#^.^#)/ノホホホ...
タップリと呑みあげた、翌朝から数人掛かりで1日半。お友達のヨットの船底塗装を四人掛かりでアッという間に仕上げて…宴会に突入( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
日差しが眩しい!酔い残しの翌早朝の事だった。何やら春の気配が…雨上がりの野原で、直射日光に煽られた湿った野草の青く蒸れたあの匂いが…デッキに佇み辺りを見まわすと、安良里の山々が黄緑色に覆われ一面に萌えあがっていたのだった。
萌えぎ色に染まった水面が気怠く揺れ、穏やかな引き潮に漂うヨットの入江。
昨夜は空が抜け星座群が碎かれ煌き、それが萌えた尾根から漆黒の海に舞い落ちたかのように触発され反応した夜光虫が、青白く乱舞し幻想的なその光景に酔い微睡んだものだった。